女性の体や性の知識にはエビデンスのない、「都市伝説」のようなものがたくさんあります。働く女性の視点から、体のプチ不調や性に関する正しい知識を産婦人科医で性科学者でもある宋美玄先生に教えてもらいます。

doorsアカデミー 宋美玄先生 働く女性のための 体と性のほんと

 暖房のきいた部屋で過ごしたり、タイツや下着の重ね履きをしたりすることで下着内の湿度や温度が上がり、冬でも蒸れやすいデリケートゾーン。汗や汚れもたまりやすい場所です。今回は、1年を通じて起こりやすい性器周辺の悩みへの対処法について紹介します。

 顔や体のケアには熱心に取り組む人が多い一方で、性器周辺の不快感については、「放置していいのか、自然に治まるのか、対処法がよく分からない」という人は少なくありません。私のクリニックを受診する人が訴える不快感に多いのは、性器周辺の通気性の悪さなどが原因で起こる、かゆみやにおい、蒸れです。

 性器周辺の悩みは、身近な人に相談しにくいという声をよく聞きます。だからこそ、不快感があったときは婦人科で相談してほしいと思います。「病気でもないのにこんなことくらいで行かなくてもいいだろう」と遠慮する必要も、「恥ずかしい」とためらう必要もありません。なぜなら、そうした不快感が、かぶれによる炎症ではなく、「性感染症の症状」として出ている可能性もあるからです。

<おりものの色や状態、性感染症の可能性>●黄色、あるいは茶色っぽい……○○、○○/●濁った白色やクリーム色、細かいカスのようなものが出る……○○/●泡状、または血が混ざっている…○○
次から、デリケートゾーンのかゆみ、におい、蒸れへの対処法を宋先生がアドバイス