今月のdoorsアカデミー「成功者のビジネスマナー」は、プレゼンを成功させるために必要な社内での「根回し」について、本連載でおなじみの太田彩子さんがレクチャーします。実は、会議の前の根回しも大切なビジネスマナーの一つ。その理由を徹底解説します。

やってはいけないプレゼンNG例

 「この企画を通したい」「業務の改善策を提案したい」など、社内で新しいことに挑戦するとき、必要となるのがプレゼンです。資料も作り、気合を入れて臨んだものの、役員や上司の反応がいまいちで落ち込んだことはありませんか?

 プレゼンには、分かりやすい資料作りの他、説得力のある話し方などさまざまなスキルが求められます。しかし、それらはセミナーや本で体系的に学ぶこともできますし、経験を積みながら磨かれていくものでもあります。

 今回はこうしたスキルに加え、プレゼンを成功させるために重要な「根回し」についてお話ししていきます。どんなに自信のある提案でも、いきなり会議で発表すると失敗してしまうケースがほとんどです。下記の画像を参考に、どんな根回しが必要だったのかを考えてみましょう。

女性活躍も意識しながら、新企画のプレゼンを思いついた女性。さっそく会議でプレゼンするも、部長からは「聞いていない」、先輩は「根拠がない」「常務の嫌いな言葉を言っている」など冷ややかな声が。
自分だけ、若手メンバーだけで企画を通そうとするとうまくいかないことが多いもの