第2回は「お礼メール」の書き方をご紹介します。女性営業職や働く女性の人材育成・キャリア支援を行う太田彩子さんが、相手の心をつかむお礼メールのこつを伝授!会食や飲み会が増えるこの時期こそ成功者のメール術をマスターして、すてきなご縁をつなげましょう!

お礼のつもりがマイナスの印象に。お礼メールのありがち【NG例】

 今回のテーマは、アポイントが実現した後の「お礼メール」の書き方です。

 商談や打ち合わせ、会食やランチで目上の方にごちそうになったときなど、謝意を伝えるお礼メールは、大切なビジネスマナーの一つ。一方で、お礼メールには、相手とあなたの今後のお付き合いを左右する重要な役割もあります。

 「アポイントがとれた」「ランチが実現した」とうれしい成果を得られても、お礼メールがテンプレ通りだったら、相手は一気に冷めてしまうでしょう。

 残念なお礼メールに共通しているのは、「感謝と書き手の一方的な感想を混同している」「売り込みをしている」ことにあります。下記のメールを例に、問題点を見ていきましょう。

お礼と感想が混同しており、「すごい」など社会人にふさわしくない言葉遣いも注意したい。さらに売り込みも添えるとお願いメールになってしまう。
一見、問題は無さそうですが……