「ロジカルシンキング(論理的思考)」とは、物事を体系立てて整理する思考法です。働き方や雇用のあり方が大きく変化し、キャリアの選択肢も広がりつつある今だからこそ、どんな仕事においても役立つロジカルシンキングは、身に付けておきたいスキルの一つです。GAFAのうちの1社で事業企画部長を務めながら、作家としても活動中の寺澤伸洋さんが解説します。
日経doorsアカデミー ロジカルシンキング実践法
日経doorsアカデミー ロジカルシンキング実践法
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1「詰めが甘い」をなくす考え方の第1フェーズ
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2「考える」とはどういうことか 「要素分解」のポイント
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3思考力が劇的に上がる! 思考のための4つのフレーム
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4もっと「考えられる」人になる! 思考のフレーム←今回はココ
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5やってはいけない! 思考中のNG行動
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6会議の効率UP! 進行・議事録・迷走を防ぐコツ
連載第4回では、要素分解をよりスムーズにするための4つのフレームのうち、残り2つの「思考の高さを変える」「時系列を変える」について解説していきます。思考の幅がさらに広がるのを実感できるはず!

思考力を上げるには多様な視点を持つ
日経doors読者の皆さん、こんにちは。寺澤伸洋です。2021年は、よりこの思考法を世の中に知ってもらえる1年にしたいと思っています。皆さんも自分の目標をかなえる年にするため、一緒に頑張りましょう!
さて、今回は前回(思考力が劇的に上がる!思考のための4つのフレーム)解説した思考のための4つのフレームのうち、残り2つについて解説していきます。
前回、課題に対する思考を深めるには、横軸で視野を広げる「水平思考」と、縦軸で多様な視点を掘り下げていく「垂直思考」が大切だとお伝えしました。
この2つのフレームに、今回レクチャーする「思考の高さを変える」「時系列を変える」という2つを加えると、思考力がグンとUPするはずです。忘れてしまった人は、前の記事で復習してから読み進めてみてくださいね。
では早速、次ページで解説していきます。