「ロジカルシンキング(論理的思考)」とは、物事を体系立てて整理する思考法です。働き方や雇用のあり方が大きく変化し、キャリアの選択肢も広がりつつある今だからこそ、どんな仕事においても役立つロジカルシンキングは、身に付けておきたいスキルの一つです。GAFAのうちの1社で事業企画部長を務めながら、作家としても活動中の寺澤伸洋さんが解説します。

日経doorsアカデミー ロジカルシンキング実践法

「思考力を鍛える! ロジカルシンキング実践法」最終回では、会議のときに役立つファシリテーションのコツや議論が迷走した場合の対処法、議事録作成のポイントをレクチャーします。それぞれの貴重な時間を使って行う会議を、より有意義なものにするためにぜひ役立ててください。

そもそも会議は何のために行うのか?

 日経doors読者の皆さん、こんにちは。寺澤伸洋です。連載ラストとなる今回は、読者の皆さんも参加する機会が多いであろう、会議のスムーズな進行や、議事録の作成方法についてレクチャーします。

 ロジカルシンキングと会議は、一見関係なさそうに思われるかもしれません。しかし、会議を有意義なものにするための論理的な進め方を知っておくと、驚くほど効率が上がります。会議に積極的になれる人もそうでない人も、ぜひ次の会議から実践してみてください。

 それではまず、会議をスムーズに進行するポイントから考えていきましょう。そもそも会議とは、「何かを決める」または「報告」を行う場です。役職や立場によって、何のための会議に出席するかは変わってきますが、なんとなく参加するのではなく、目的を明確にしておくことが大切です。

 それでも会議のときは、出席者の多くが、すぐに目的やゴールを忘れて議論してしまいがちです。

 次ページから、それらを防ぐ方法とファシリテーションのコツについて解説していきます。

【会議の基本】

□会議を「仕切る」ことがファシリテーターの役割ではない
□議論が「山手線に乗っている」と感じたら降りる
□議事録は単なる会議の記録ではない