「ロジカルシンキング(論理的思考)」とは、物事を体系立てて整理する思考法です。働き方や雇用のあり方が大きく変化し、キャリアの選択肢も広がりつつある今だからこそ、どんな仕事においても役立つロジカルシンキングは、身に付けておきたいスキルの一つです。GAFAのうちの1社で事業企画部長を務めながら、作家としても活動中の寺澤伸洋さんが解説します。

日経doorsアカデミー ロジカルシンキング実践法

連載第3回では、要素分解をよりスムーズにするための4つのフレームのうち、最初の2つについてじっくり解説していきます。マスターすれば、思考力がアップするのを実感できるはず!

「要素分解」の習慣化で思考力が上がる!

 日経doors読者の皆さん、こんにちは! 寺澤伸洋です。もうすぐ2020年も終わりを迎えますね。皆さんにとって、どんな1年だったでしょうか? 私は書籍を出版したり、ここで連載をさせていただいたりと、初めての経験が多い1年でした。新しいことに挑戦するのって、本当にワクワクします。

 さて、前回(「考える」とはどういうことか?「要素分解」のポイント)では、「考える」とは「要素分解」することだとお伝えしました。今回は、この「要素分解」のやり方について、さらに踏み込んでいきます。抜け漏れの少ない要素分解の方法をマスターし、習慣化すれば、どんな課題に対してもより深く考えることができるようになるはずです。新しいアイデアがほしいときにも役立ちますよ。

 では、さっそく、下記の課題について「どのように思考を広げていくか」を考えてみてください。

【第3回の課題】

 速く走るためにはどうすればいいでしょうか?  

 できるだけ多くの案を出してみましょう。