ギャルのモデルとして雑誌やYouTuberとして活躍する、うさたにパイセン。前編では「体形に合わなくても、自分が気に入った服が着たい」という悩みに「素直に生きることが何より重要」と回答してもらいました。そんな彼女も、以前はある悩みを抱え、それをひた隠しにする日々を送っていたそう。コンプレックスの解消法と、ポジティブ思考に変える独自のルールを教えてもらいました。

【前編】うさたにパイセン 大事なのは他人受けより自分受け
【後編】うさたにパイセン ニキビに悩み劣等感 変わったワケ ←今ココ

うさたにパイセン(岩本紗也加)さん
1994年、福島県生まれ。17歳からモデルとして活動し、現在は雑誌「姉ageha」で活躍中。美容系YouTuberとして、幅広い層からの人気を博している。2020年には、「あったかふくしま観光交流大使」に就任。著書に『いずれ死ぬ身、ド派手に生きろ』(KADOKAWA)


マイナスなイメージは、得になる

 派手な髪色、カラーコンタクト、ばっちりとしたアイメイクにキラキラとしたネイル。そんな「ギャル」スタイルが大好きな私ですが、見た目で損することはものすごくあります。

 まず、「頭が悪い」と思われる。「遊んでいそう」ともよく言われますね。「真面目に働いていなさそう」とか、「親不孝」と言われたこともあります。

 けれどそうやってスタートがマイナスだと、何をしてもプラスにつながるというメリットもある。落ちているゴミを拾っただけなのに褒められたり、こうしてインタビューを受けて話すだけで、「こんなことも話せるんだ」と感心してもらえたり。

「今の髪色はシルバーの気分。黒い髪だとテンションが下がります(笑)」
「今の髪色はシルバーの気分。黒い髪だとテンションが下がります(笑)」

 髪色を黒くしたこともありますよ。一度、地元の福島県でミスコンテストがあったとき、「黒髪でないと受からないかも」と思い、染め直しました。見た目が変わると、まず男性の反応が変わります。金髪のときに街を歩いていると、キャバクラにスカウトされやすくなってしまうけれど、黒髪ではまず声が掛からないのはいいですね。とはいえ、黒髪だと私のテンションが下がります(笑)。

 もちろん、必要な場面では黒髪にすることもあるけれど、ピンク色にしたかったらする。今の髪色は、シルバーにしたい気分だったからです。周りがなんと言おうと、「自分がやりたいことをやる」。自分に素直に生きるようにしています