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悩みの種は尽きません

就職も結婚も反対する母 「毒親」と思いたくないけれど

【前編】母には、ただただ人生を肯定してほしいだけなのに

人の数だけ悩みもある。どんなに年を重ねても、悩みの種は尽きません。あなたの悩みに寄り添う連載、初回は「お母さんとの関係」に悩む女性のお悩みです。

【前編】就職も結婚も反対する母 「毒親」とは思いたくないけれど ←今ここ
【後半】青木さやか 母との確執乗り越えた今だからできる親孝行

「毒親」だなんて思いたくないけれど

 都内で会社員として働く西野舞さん(仮名)。大学生のとき九州の実家から上京、その後は東京で就職し、いくつかの転職を経て、現在は営業職で働く30歳の女性だ。

 彼女には、ある悩みがある。それは母親との関係だ。

 「毒親だなんて、思いたくないんです。でも最近、そうなのかなって思うときがあって」

 両親は、西野さんが高校生の頃に離婚。それよりずっと前から、両親の仲はお世辞にも良いとは言える状況ではなかった。西野さんが育った地域は、離婚していわゆる「出戻ってきた」女性や、母子家庭であることが「恥ずかしいもの」として浸透していた。それは親戚の集まりや、近所のちょっとした会話でも十分伝わってきた。

 「離婚後、母は女手一つで私を育ててくれました。それまでずっと専業主婦だった人。離婚して、いきなり働くのは大変だったと思います。だからなのか、母の口癖は『あなたを優秀で立派な人間に育てて、父を見返したい』でした。

 大学受験のとき、いくつか合格した中で、母はいちばん『地元では知名度の高い』大学に行くよう勧め、私はその通りに入学しました。母子家庭で育った女の子は高卒ですぐ働くものだ、という考えもある地域で、母は周りの人から褒められたのがうれしかったそうです」

女手一つで育ててくれた母にはすごく感謝をしている、けれど
女手一つで育ててくれた母にはすごく感謝をしている、けれど

 それまで特に厳しすぎるわけでもなく、自由に育ててくれていた母の言動が気になりだしたのは、就職活動を始めたころ。いきなり「普通の会社員ではなく、弁護士になりなさい」と勧めてくるようになった。それが嫌なら、大学院に進学してほしい。とにかく何でもいいから専門職についてほしい、とも。

 母の言うことも、理解できないわけではない。またここで、母の言う通りの道を選ぶべきか。西野さんは大学院進学も考えたが、まずは社会に出て働いてみたいと東京での就職を決意。それでも大手メーカーに内定をもらったことを伝えれば、反対していた母もきっと喜んでくれるはず――。しかし、母は喜ぶどころか、西野さんが今でも忘れられない一言を口にした。

 「『あなたは不幸になるわよ』と言ったんです。よく頑張ったね、と言ってくれるだけでよかったのに。私が父と同じように普通の会社員として働くことに、母は強い嫌悪を抱いているようでした」

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