「日本の中学や高校の英語の授業で教わる英文は、英字新聞と比べると、一文が短過ぎる」とカリスマ英語講師・竹末研一さんは指摘します。でも、長文を読み解くテクニックが分かれば大丈夫。記事の2ページ目には竹末さんのトークとメモで、スッと内容が頭に入る【動画(今回は7分17秒)】が掲載されています。この動画と本文を併せて学ぶことで理解度がグンとアップ!
中学校の授業で扱う英語は、一文が短過ぎる
日経doors読者の皆さん、こんにちは。TORAEL代表の竹末研一です。一文が長い英語の文章をスムーズに攻略するための「個々の文節を区切って繋いでいる仕組み」に注目してみます。
今回、最初に取り上げる英文はこちら。2020年1月に実施されたセンター試験の第6問、長文問題の冒頭です。新聞などでご覧になった方もいるかもしれません。早速、読んでみましょう。
3つの文章で構成され、合わせて45単語で成り立っています。一番長い文でも、使われている単語数はわずか16。これは日本の学校の授業で扱われている典型的な文章です。これぐらいであればスラスラ読めるのではないでしょうか。
ところが英字新聞では、これと同じぐらいの数の単語が一文の中で使われているのです。
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