ニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナルやエコノミストなどの海外一流誌の記事をもっとスラスラ読めるようになりたい! そんな方向けの実践・英語特訓連載。約5分の動画と合わせて読むことで、理解度がグッと増します。ぜひご一読ください。

日経doorsアカデミー 竹末研一先生の「ハイレベル英語特訓」

「非常時こそ英語で発信されているさまざまな情報を得る価値がある」とカリスマ英語講師・竹末研一さんは言います。記事の2ページ目には竹末さんのトークとメモで、スッと内容が頭に入る【動画(今回は3分54秒)】が掲載されています。ぜひ動画と記事をセットにして、学習に生かしてください。

「in」の意味は「~の中に」だけじゃない

 新型コロナウイルスの全容が見えず、不確かな情報が多いからこそ、日本国内の情報だけではなく英語でグローバルに発信される情報も貪欲につかみにいくことが理想です。そんなとき、文法の知識が足りず、正確な理解ができないこともあるでしょう。しかも、簡単な単語にこそ、実は難しい用法が隠されている場合があります。今回はその一例をご紹介します。

 今回取り上げるのは、前置詞の「in」です。日本の学校で英語を学んだ人は、「in」と聞くと「~の中に」という意味がパッと頭に浮かぶのではないでしょうか? でも、「in」の意味を調べてみると非常に多岐にわたっています。

 ここで、「in」が使われている例文を読んでみましょう。新型コロナウイルスに関する記事の抜粋です。

Coronavirus and the $2bn race to find a vaccine
FT.com March 5, 2020

In late February, Moderna, a biotech group based outside Boston, smashed the record for the fastest time between identifying a virus - in this case Covid-19 coronavirus - and creating a vaccine ready to test in humans: just 42 days.

【単語】
identify 同定する
smash 打ち立てる
record 記録
コロナウイルスとワクチンを発見するための20億ドルの競争

2月下旬、ボストン郊外に拠点を置くバイオテクノロジー・グループのモダーナは、ウイルス(このケースではCovid-19コロナウイルス)を同定してからヒトによる試験が可能なワクチンを作成するまでの最速記録を打ち立てた:わずか42日だった。

 シンプルな例文なので、理解できた人も多いかもしれません。

 ところが、「in」の意味は幅広く、訳語を覚えているだけでは対処できないことがあります。次の記事に挑戦してみてください。まずは動画を見てみましょう。

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