「簡単な単語ほど、どう訳したらよいか分からなくなることがある」とカリスマ英語講師・竹末研一さんは言います。記事の2ページ目には竹末さんのトークとメモで、スッと内容が頭に入る【動画(今回は5分29秒)】が掲載されています。ぜひ動画と記事をセットにして、学習に生かしてください。

「go」の「行く」ではない使われ方

 簡単な単語ほど、どう訳せばよいか分からなくなることがあります。今回は、そんな簡単な単語の訳し方について解説をしていきます。

 最初に取り上げる単語は「go」です。まず、下の英文記事のタイトルを訳してみてください。この記事の本文では、新型コロナウイルスの新たな感染を防ぐ際のプライバシー問題を取り扱っています。タイトルを「意味を何となくつかめた」というレベルで終わらせず、一言一句、キッチリと理解してみましょう。

Letter: Privacy and public health can go hand-in-hand
FT 2020/5/2

 ここで使われている「go」は「行く」ではなく、「(~の状態に)なる」という意味。「go hand-in-hand」は「相伴う」「共存する」となります。訳は以下の通りです。

投書:プライバシーと公共衛生は共存することができるようになる

 このタイトルは比較的、分かりやすかったのではないでしょうか。では、次の記事はすっと読めるでしょうか? 次の例文で注意すべき単語は「look」と「set」です。動画でも解説しているので、ぜひご覧になってくださいね!

竹末さんの動画コンテンツは、次ページで!⇒