在宅ワークで「あれ? 時間ができた!」
では、テレワークによって浮いた時間の活用法についてもお話します。家で働くことで、移動時間がなくなり、その時間をほかに活用できることに気付いた人も多いのではないですか? みんな「あれ? 時間ができた!」って思っていません?
私自身も外出自粛のあおりを受けて、様々な仕事がキャンセルになってしまったこともあり、思いがけず時間ができたので新しい本のリサーチに専念しています。
中国語の勉強も前よりペースアップさせています。BGM代わりにYouTubeで中国語のニュースを流しっぱなしにして仕事をしたり。コロナ以前は、わざわざ中国語の学校に通っていたのですが、今は授業もリモートで受けています。先生が中国語の漢字とピンイン(発音表記)をリアルタイムでGoogle Docs(Googleドキュメント)に打ち込んでくれるので、むしろリモートのほうが効率がいいことに気付きました。学校では自分でノートに書き取っていたので漢字を書くのに時間がかかっていたんです。
皆さんも、在宅の日々で空いた時間に、ぜひやりたかった勉強をするとか、インプットを増やしてみるのはどうでしょう?
家にいれば、仕事の隙間時間で皿洗いや掃除もできるし。ずっとオフィスにいるって単純につらいし。「あれ、何だかこっちのほうが働きやすい!? これをずっと続けられたらいいよね」って思っている人は少なくないんじゃないかな(ただ、私は子どもがいないのでとても楽なんだろうと思っています。自宅で育児をしながら働いている方はすごく大変だと聞きます)。
毎日最低30分、エクササイズ
最後に、これまでほぼずっと在宅で仕事をしてきた私が、日ごろからやっている家での運動を紹介します。体を動かすと仕事がはかどるので、在宅ワーク中に運動を適度に取り入れてます。
うちで活用しているのは、ランニングマシン。私はランニングマシンで早歩きしながら本や資料を読んでいます。
YouTubeのエクササイズ動画も便利ですよね。私は動画を見ながら毎日最低30分、エクササイズしています。お薦め動画は「XHIT」とか「Pamela Reif」。あとはマドンナのパーソナルトレーナーとしても有名なトレイシー・アンダーソンのトレーニング動画も見ます。
エクササイズビデオ(動画)ってBGMがアップテンポで先生もノリノリなものが多いんですが、私にはテンションが高過ぎて。トレイシーやPamela Reifはテンションがほどよく低いので、こちらもリラックスしながら体を動かせます。あと、ナイキのアプリ「Nike Training Club」もお薦め。
どうしても移動しなければいけないときは、タクシーやバス、電車ではなく、自転車に乗るようにしています。運動になりますし、感染防止にも効果的です。そして、家の近くに大きな公園があるので散歩して息抜きすることも。
今後ウイルスが収束しても、テレワーク文化は続くといいなと思いますね。家を拠点に働きながら、オフタイムには友達や家族と遊ぶという、メリハリの利いた社会になることを願ってます!
談/スプツニ子! 編集・構成/小田舞子(日経doors編集部)