28歳でマサチューセッツ工科大学(MIT)の助教、32歳で東京大学特任准教授、33歳で東京芸術大学デザイン科准教授に就任……とキラッキラな人生を歩んでいるかに見える、アーティストのスプツニ子!さん。「20~30代の働く女性同士、共有したいことがいっぱいある!」とのこと。さあ、スプツニ子!さんのお部屋へようこそ。ゆっくりお話ししましょ。

タフな時だからこそ、人生を楽しむために、心のメンテナンスを心がけたい

 メンタルのケアって、すごく大事だと思っています。誰にだって悩みはあると思うのですが、その悩みの捉え方や思考の仕方にはクセがあるので、そのクセを脱するためのケアを意識して行うことが大事です。私はもとからアーティストで気分の浮き沈みがそれなりにあるということもあり(苦笑)、メンタルのマネジメントはそこまで得意じゃない。落ち込んだりへこんだりすることもたくさんある。でも得意じゃないからこそ、いくつか自分がライフハック的に実践していることがあるので、今日はそれを紹介します。

 そもそもなぜメンタルをケアするかというと、メンタル面をきちんとマネジメントできていないと、人生をフルに楽しめなくて、それはとてももったいないから。楽しいことに満ちあふれたこの世界に生まれてきたのに、十分に楽しめていなかったり、悩まなくていいことを悩みすぎたり。それに、好きな仕事に全力で向き合っていくには、気持ちのマネジメントはとても重要です。

なるべく毎日、走ったり泳いだりする

 私が日々実践していることを改めて数えると7つあります。

 まず1つ目は、運動。なるべく毎日、走ったり泳いだりするようにしています。多くて週5日、少なくても週3~4日は運動しています。

 走ることが多くて、雨の日は自宅にあるランニングマシンで走りますが、外を走るほうがやっぱり気持ちいいです。早起きが得意じゃないので、夕方や夜。公園などの緑が多い場所で、音楽を聴きながら、5kmを40分ぐらいかけてゆっくり走ります。

 最近は特にスマホやパソコンなどのスクリーンを見て、メールを書いたり、スラックを使ったりしている時間が増えて、その結果、頭が痛くなっています。目の疲れのみならず、ネットにつながっていることで脳に負荷がかかるように感じます。でも運動をすると、その間は強制的にスクリーンを見ない時間をつくれるし、インターネットから解放されます