子どもが欲しいから結婚するって、おかしくない?

 しかも、今の日本では、結婚後、夫が転勤したら、女の人のほうが仕事を辞めなくてはいけなくなるリスクが高いです。でも、女性が自分一人で産んで育てていけるようになれば、そんなリスクも少なくなる。むしろ、もし結婚後に女性が仕事を辞めて経済力を失ったら、夫がDVや浮気をしても耐えなくてはいけないわけで、自立して自分の家族を持てる女性のほうがずっと幸せじゃないか……と、改めて思いました。

 私たちの世代は、私たちの前の世代の人々がやってきたことをそのまま受け入れるのではない。自分の頭で考えて未来をデザインしないといけない。女性もしっかりと自立して、子どもが欲しかったら結婚しなくても産めるという意識が大事。恋愛や結婚と関係なく、「今だ」と思ったときに自分の意思で子どもを産める自由を女性は持っています。

 「パートナーシップや恋愛」と「出産、育児、家族を持つ」ことは必ずしもセットじゃない。それに、家族のつながりは、血ではなく愛情。アメリカやイギリスでは養子縁組や、子どもがいるシングルマザーやシングルファザーの再婚も普通に行われているのだから。

 そんなことをいろいろ考えた結果、私は思いました。好きな仕事をして好きなように生きよう。そして、自分のタイミングで恋愛して、自分のタイミングで子どもが欲しくなったら子どもを産もうって。卵子を凍結しておけば、そのタイミングが最も担保されるはずだと考えて、卵子凍結をすることにしました。

 本当にラッキーなケースなら、例えば働きながら、大学時代から付き合ってきた彼氏と結婚して出産、という人生もあるかもしれない。でも、仕事などのタイミングで実際はそんなにうまくいかない場合が多いですよね。だから、女性が望めば、自分らしい人生を生きて、卵子凍結をして、将来に備えるという道もあると思うんです。