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スプツニ子! 自分の欲しい未来をデザインしよう

スプツニ子! 「戸籍」はアジアの父権社会が作ったもの

女性も男性も生きやすいプラットフォームを作りたい

28歳でマサチューセッツ工科大学(MIT)の助教、32歳で東京大学特任准教授、33歳で東京芸術大学デザイン科准教授に就任……とキラッキラな人生を歩んでいるかに見える、アーティストのスプツニ子!さん。「20~30代の働く女性同士、共有したいことがいっぱいある!」とのこと。さあ、スプツニ子!さんのお部屋へようこそ。ゆっくりお話ししましょ。

男性はずっと女性に「代理出産」してもらってきた

「別に同性愛者じゃなくても、同性パートナーシップを結んでいいのではないかと思っています」(スプツニ子!さん)
「別に同性愛者じゃなくても、同性パートナーシップを結んでいいのではないかと思っています」(スプツニ子!さん)

 ここまで自由にガーーッと話してきましたが、実はもう1つ気になっているトピックがあって……、それは「代理出産」。例えば、人類の歴史を振り返ると、男の人ってずっと自分の子どもを女性に代理で産んでもらってきてるんだ」と思って。そしたら、もしテクノロジーでそれが可能になったら(実際、既に可能だけど)女性も男性と同じように自分の子を誰かに代理で産んでもらっちゃダメなのかな? と最近考えるようになりました。代理出産というのは今も賛否両論あるトピックで、国によって合法・非合法と状況も違いますが、これからもっと様々な角度から議論されても良いのではないかと思います。

 それと他にも気になっているトピックは「ストレート同士の同性パートナーシップ」。別に同性愛者でなくても、同性パートナーシップを結んでいいのではないかと思っています。女性の友達同士で、それぞれの彼氏だったり、精子バンクの子どもを産んで、母親2人(数人でも)で協力して子どもたちを育てるという家族の形です。その選択肢で幸せになる人が増えるなら、いろんな新しい家族のあり方が広まってもいいんじゃないかな、って感じています。

 男女が出会って、結婚して、出産して、子育てするという従来型のファミリーライフのほうがラクと思う人もいるかもしれないけど、「家庭的な女性が好き」という男性がまだ多い日本で結婚して、その人から「ねえ、料理して」と言われながら子どもを育てて……っていうのも、ずいぶん大変そうに見えます(笑)。生き方って本当に人それぞれなんで、自分に合わない枠に無理やり自分をはめ込んで苦労するより、自分に合った家族の形を選んだほうがいいんじゃないでしょうか!

 私の英国人の母は、私の父と再婚する前に英国人の男性と結婚していたので、私には異父兄妹の兄がいます。兄は金髪碧眼で日本人の父と全く見た目が違うし、私とも年が10才以上離れているし、私たち家族は日本で完全に浮いていたと思いますが、ものすごーーく仲が良いので、形式の普通さと家族の幸せさって本当に全く関係ないんだ! と、幸運にも感じるようになりました。

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