内的キャリア(やりがい、働きがい)重視のカウンセリングを得意とし、長期キャリアのアドバイスに定評のあるキャリア・カウンセラーの錦戸かおりさんに、「転職する、しないに関わらず、いつでも転職できる人材でいること」の大切さについて教えてもらいます。

日経doorsアカデミー 転職・適職指南 自分の育て方、キャリアの作り方

第2回では、これからの時代、必要なときに転職できる自分になるための自己理解と、自分とどう向き合うかについてお伝えします。

 あなたは、自分がどのように生きたいと思っているか、どのような強みを持っているか、ご存じですか? 例えば、あなたはチューリップの球根なのに、シクラメンになることを勧められて、シクラメン用の栄養を与えられたら、どんな花が咲くでしょうか?

 自分が何の花の球根なのか、ただちに理解する術(すべ)はありませんが、だからこそ、まずは少し時間をかけて自分を知っていく、自己理解を深めていく必要があるのです

転職エージェントが重視するのが「外的キャリア」

 自己理解を深めていく上で、大事な視点があります。

 多くの場合、キャリアの話をする場面で語られるのは、「これまでどんな会社で何の仕事をしてきたか」ではないでしょうか? 転職する際にエージェントと話すことも多くはこれでしょう。専門的には、これは「外的キャリア」と呼ばれています。

 でも実は、キャリアにはもうひとつの視点があります。それが「内的キャリア」です。