産まない選択をしたらぜひ避妊を

 ピルと聞くと、なんとなく抵抗を感じる人もいますが、高尾さんは「怖がることはありません」と話します。

 「ピルは、避妊だけではなく生理痛や子宮内膜症の改善など、さまざまな婦人科系疾患や症状に対する治療薬の一つとしての役割もあります。どういう目的で使用するかにより服用するピルの種類も変わってきます。また、ピルを続ける場合は、定期的に乳がん検診を受けるようにしてください。

 もし、子どもを産まない選択をするのなら、避妊は必須。女性の体と精神に大きな負担になるのは中絶です。そうせざるを得ない事態を除き、自身が望まない妊娠は避けてほしいです。

 一般的に20代から30代前半の健康な女性であれば、ある程度の頻度の性交渉で自然妊娠する可能性は高い。もし子どもを産まない選択をしている、あるいはするのなら、避妊をパートナー任せにしないことが重要。ピルなどを活用して自らコントロールする意思を持ってください」

 下編では、「産まない選択」をする前に、女性に考えてほしいことについて聞きました。

取材・文/高橋奈巳(日経xwoman doors)イメージ写真/PIXTA

下編「『産まない』と決める前に人生について考えて」では、次のストーリーを展開

■気になる出産時の痛みとは?
■どんな人生を選んでもメリットとデメリットはある
■多様化が進む今だからこそ自分をカテゴライズしないで
■産まない決断より「どんな人生にしたいか」が大事