長時間文字を書くと手が疲れます

 仕事で手書きの書類が多かったり、資格習得のために勉強したり……と、長時間文字を書いていると手が疲れてしまいます。「疲れにくいペン」の選び方を教えてください。
写真右「ジェットストリーム アルファゲルグリップ」写真左「ドクターグリップ Gスペック」
写真右「ジェットストリーム アルファゲルグリップ」写真左「ドクターグリップ Gスペック」

クッション性が高いグリップを使ってみる

 長時間筆記すると手が疲れてしまうことありますよね。そんなときはクッション性が高いグリップのものを選んでみましょう。お薦めは次の2本。

 1本目は三菱鉛筆の「ジェットストリーム アルファゲルグリップ」。アルファゲルという衝撃吸収・振動吸収の素材を使用。わずか2cmの厚さのアルファゲルの上にビルの6階(約18m)から生卵を落としても、卵が割れずにピタリと静止するほど、高い防振性能・緩衝性があります。

「ジェットストリーム アルファゲルグリップ」
「ジェットストリーム アルファゲルグリップ」

 私の体感では、手に持ったとき特に中指にかかる衝撃を吸収してくれるように感じます。また、他のシリーズとは違いボディーが金属でできているため、適度に重量感があります。自然とペンを持って書くときにペン先側が重くなり、低重心に。一般に、「ある程度重さがあり」「低重心」だと長時間の筆記が疲れにくいといわれています。

筆記時の疲れをぐっと軽減

 2本目はPILOTの「ドクターグリップ Gスペック」。疲れを軽減する筆記具という新しい分野を確高した「ドクターグリップ」シリーズ中でも、さらに「筆記時の疲れを軽減するペン」として進化したペンです。一番上の写真で紹介したタイプは0.5mmとペン先が細いタイプなので書類を書くのにも最適です。

<手が疲れにくいペンの選び方>
⇒「クッション性の高いグリップのあるもの」「ある程度重いもの」
 クッション性があるものや、ある程度重いペンを選ぶ方が重心が安定して手が疲れにくくなります。ただ、クッション性の高いグリップは、手の感覚が合わない方も。手の大きさや筆圧などは一人一人違うので、手に合うか実際に文具店などで試してみましょう。