手帳やノートに細かい文字を書きたいです

 最近、方眼タイプの手帳やノートを使っています。マス目に合わせて書こうと思うのですが、難しく……。かといってマス目を無視して書くとノートがごちゃごちゃして見えて、気になります。マス目に合わせて書けるような細いペン先のボールペンはありませんか?

世界最小の油性ボールペンが登場!

 最近のノートや手帳は5㎜方眼を採用しているものも多く、ペン先が太いとマス目からはみ出してしまいますよね。そんな方眼タイプにぴったりなのは、三菱鉛筆の「ジェットストリーム エッジ」。油性ボールペンカテゴリーで初めて、世界最小のボール径0.28mmという極細の線が書けるボールペンです。

写真のカラーはホワイトレッド
写真のカラーはホワイトレッド

 従来、油性ボールペンで最も一般的なボール径は細字の0.7mmでしたが、より小さいボール径の細字ニーズが年々高まってきました。

 一方で、小さいボール径の油性ボールペンの開発は多くの課題がありました。インクの粘度が水性ボールペンよりも高いため、ボール径を小さくすると、ペン先の耐久性や書き味が硬くなるのです。

 そんな中、ついに誕生したのがジェットストリーム エッジです。低粘度油性インクの「ジェットストリームインク」を使用し、速乾性に優れ、濃くはっきりとした描線をなめらかに筆記することができます。

 今回は5㎜方眼より細かい、方眼の一辺の長さが3.7㎜のほぼ日手帳や、3㎜のコクヨの測量野帳(スケッチ)にジェットストリーム エッジで文字を書いてみました。

細かいマス目にもしっかり書ける
細かいマス目にもしっかり書ける

 従来のジェットストリームシリーズよりも描線幅がさらに細く、方眼のマス目にスラスラと文字を書くことができました。新開発の「ポイントチップ」が搭載されていて、ペン先をチップが邪魔しないため細かい作業もしっかりできます。

細い文字が書けるペンの選び方
⇒ボール径が0.28~0.4mmのものを。
ペンのボール径が小さい0.28~0.4mmを選ぶと細い線が書けます。油性ペンであれば、世界最小のボール径0.28mmのジェットストリーム エッジが一番細かい文字が書けますよ。

 ペンの悩みたくさんありますよね。私はペンが大好きで、さまざまなメーカーのものを約500本以上保持しています。握り心地や他のインクとの相性、書き心地のよさなど日々研究していますが、「使う人の好み」が特に出やすいのがペンだと感じています。

 ペンと一口に言っても、握り心地やインクの種類、ノック式かキャップ式か……と形式はさまざま。選ぶポイントがたくさんある上、使う人の手の大きさや筆圧、ペンの持ち方は一人一人違うので、実はペン選びは一概に「これ!」と提言するのは難しいんです。お勧めは、やはり実際に触って試し書きをしてみること。

 好きなペンが見つかると、書くことが楽しくなります。パッとひらめいたアイデアや、気づいたことなどをアウトプットすると、頭の中にある記憶を外部に保存できるので脳がスッキリします。新しいペンはどんどん性能も上がっているので、仕事帰りに文具屋さんに寄って「ペンの試し書き」をしてみてはいかがでしょうか?

文/やまぐちまきこ 写真/スタジオキャスパー