3カ月で結婚を決めた理由

 練習は週に1回程度。私は、合唱団の運営に関わっていたので、団員の前で話すことも多く、私のことを夫は認識していて、私は夫を認識していなかったんです。

 大みそか、丸ビルでの第九公演を終えての打ち上げで、たまたま隣になって初めて話しました。その流れで年越し、有志メンバーで深夜に初詣に行きました。そして年始にも会うことになったり、偶然同じ電車で会うこともあったりして、会う頻度が増えて、付き合うことになりました。

Q3.付き合った期間は?

 3カ月です。短いですよね(笑)。大みそかに隣の席に座って、年始に付き合うことになってから、その3月にはそれぞれの両親に会い、5月に入籍、9月に結婚式~新婚旅行、新婚旅行から帰国直後に妊娠発覚(結婚式のタイミングですでに妊娠していたらしい)、翌年5月に長男出産と、深く考える余裕もないほどイベント続きでした。

Q4.プロポーズは?

 付き合って3カ月した頃に、「一緒に住みたい」と私の実家に挨拶に行きました。その時点で私は28歳、夫は40歳。福岡在住の両親からすると、その年齢は結婚適齢期を過ぎており、結婚前に一緒に住むのは理解できなかったようです。「お互いに好きなら結婚すればいいじゃない」という母の言葉が後押しとなり、実家滞在中に結婚することを決めました。プロポーズは、彼から、実家近くの公園で。シンプルに結婚しよう、だったと記憶しています。

Q5.「この人と結婚しよう」と決めた理由は?

 何より、自分が自然体でいられる相手だったことです。また、私の父がそうだったように、会社員ではなく、独立して仕事をしている人がいいなと思っていました。結婚相手の転職や会社の都合で引っ越しをするような生活は、なんとなく避けたかったのはあります(これは、自分が就職活動をするときも同じで、会社に住む場所を決められるのは自分の中で嫌なことの1つだったんです)。税理士として会社を興して働いている彼は、まさに理想だったのです。

岩橋さんの披露宴の様子。「合唱団のみんなや家族と一緒に(義母も!)、歌を披露しました」
岩橋さんの披露宴の様子。「合唱団のみんなや家族と一緒に(義母も!)、歌を披露しました」

Q6.結婚のメリット・デメリットは?

 結婚すると、絶対的な安心感があります。結婚するまでは、結婚相手によってライフスタイルが変わるかもしれないからと、これでいく!と決めきれない部分もあったけど、結婚したことでもっと将来が見通しやすくなり、自分のこれからをより真剣に具体的に描けるようになりました。

 会社を辞めて独立することにしたときも無条件に応援してくれて、仕事で忙しくて家事・育児の負担が夫に偏ってしまうことがあっても、夫は嫌な顔せずにおいしいご飯を作ってくれるんです。また、夫は税理士なので、独立から会社設立までのすべての手続きをしてくれ、税務業務もサポートしてくれます。公私ともに、私にとって大切なパートナーです。

 デメリットはあまり感じていないなぁ。