出会いは社会人サークル　遠距離乗り越え国際結婚

いつか結婚したい。でも、なかなか出会いがない。「この人！」という人を見つけられない。みんな、どこでどう出会って、結婚を決断したの？――そこで、さまざまな分野で活躍している先輩たちに10の質問をしてみた。まさに、結婚ファイル連載。その名も「YOUはどこで出会ったの？」。

中国出身の上坂敏さんは中国・広州の地で、社会人サークルをきっかけに大手自動車メーカーに勤める日本人男性と出会い、29歳で結婚

【上坂敏さんに、10の質問、ぶつけてみました】

Q1◆いつまでに結婚しようと思っていましたか？

　もともと、結婚願望があまり強くなく、ずっと一人でもいいかなと考えていました。でも、周りを見ていると、20代半ばで結婚するカップルがちらほらと出てきて、海外での一人暮らしが長かったせいもあり、「私も結婚したほうがいいのかな」「するなら……30歳までにできればな」と思い始めていました。

Q2◆出会った場所や出会いのきっかけ

　私は中国で生まれ育ち、高校時代に日本に短期留学した経験から、九州大学に進学しました。大学卒業後、大手釣り具メーカーのシンガポール販売本社に勤務しましたが、会社が中国に進出することになり、現地子会社の立ち上げメンバーの一員として中国・広州で勤務することになったんです。その頃、夫は、勤め先の自動車メーカーから1年間の海外研修で、たまたま同じタイミングで中国・広州に来ていました。

　初めて出会ったのは、広州で開かれた日本人＆日系企業に勤める人の集まりの食事会でした。私は取引先に誘われて参加したのですが、最初は人数が多くて、夫のことはあまり覚えていませんでした（笑）。抽選で次の開催の幹事を任されてしまい、みんなの前で挨拶をする機会があり、夫はそこで私の存在を知ったそうです。振り返って夫に聞くと「好印象だった」と言っていました（笑）。業務は私を含めて２人で担当したのですがもう一人の幹事と夫が仲が良く、2人からしつこくバドミントンサークルに誘われて、流れで仕方なく入ることにしました。それから徐々に、お互いを知ることになりました。