お金への悩みは尽きない中、新型コロナウイルスの影響でますます不安に。そこで、doors世代の読者がお金の悩みをファイナンシャルプランナーの前野彩さんにぶつけてみました。今回の相談者さんは都内で一人暮らしをしているの26歳Nさん。日々の支出を洗い出してみると、何に使ったのか分からない使途不明金が100万円ほどもありました! 前野さんに解決方法を教えてもらいました。

年100万円の「使途不明金」! 一人暮らし26歳 ←今回はここ
「使途不明金」を減らして、イレギュラーな支出を管理

【今回の相談者さん】

Nさん(女性、26歳)

PR会社勤務。一人暮らし。

日々の支出 洗い出してみよう

 前回の記事で、収入と手取りの考え方について知った、一人暮らしのNさん。今回は「貯蓄額」と「日々の支出」についてファイナンシャルプランナーの前野彩さんと確認していきます。

前野彩さん(以下、前野) Nさんの「貯蓄額」は、預貯金を全部合わせたら、150万円とのことですね。

Nさん(以下、N) はい、毎月5万円を自動積み立てでためているのですが、その金額もあわせてです。夏と冬のボーナスでは、それぞれ10万円ためています。

前野 年間で80万円くらいたまっているということですね。

N はい、多分それくらいです。

前野 では続いて、日々の支出を見ていきましょう。食費が月2万円だそうですが、自炊はどれくらいされていますか?

N 基本的にすべて自炊です。週1回スーパーに行って、4000円におさめるようにしています。外食は週1回くらいしていますが、レジャー費に入れています。友達と出かけるときの金額も合わせて、月に2万円くらい。それと、日用品として月1万円くらいです。

前野 「生活のために使っているお金」が食費2万円と日用品1万円で、合計3万円ですね。「自分の楽しみのお金」が、レジャー費とお小遣いの3万円。合計6万円が毎月使うお金ですね。

N あ、あと奨学金の返済があります。210万円借りていて、今は168万円残っています。

前野 4分の3以上残っているんですね、頑張ってくださいね。

N そして、水道光熱費が月8000円、通信費がスマホとネットで1万2000円と書いてあります。NHKの受信料の年払いが1万4000円。通勤とは別の交通費が5000円、住居費が、管理費とあわせて7万円、そして、この6000円は?