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あのときの1万円

ヤッホーブルーイング井手社長 無職の節約旅で自分探し

やりたいことが分からず続けたサバイバル旅、クラフトビール事業でどん底を経験

まだ諦めていなかった星野社長の言葉に奮起

「よなよなエール、売れないから要らないよ」と、スーパーも酒屋さんも誰も扱ってくれない。それまで、星野に頼らずに自分の力でやろうと思っていたんですけど、当時は星野に、「売り上げも下がって潰れそうだし、社員はみんな辞めていっちゃう。取引先はこんなの売れないってボロカス言うんですよ」って、子どもみたいに泣きながら言ったんです

―― 星野さんの反応はどうでしたか?

井手 まだ、やれることはあるんじゃないか。だからとことんやってみようと言われました。それでダメだったら、事業を畳んで、ふたりで湯川(星野リゾートに流れる川)で釣りでもして余生を過ごそうって言ってくれたんです。星野は釣りなんかやったことないんですよ(笑)。

 このすごい経営者はまだ諦めていないんだ、しかも、とことんやっていいと言っている。当時、星野リゾートはどんどん成長していたので、そんな中でこの人に余生とか言わせて、釣りなんかさせちゃいけないと思いました。それから動き出すようになるきっかけはいろいろあったんですけど、その言葉で前を向きましたね。

後編に続く。

取材・文/川辺美希 写真/鈴木愛子

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