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あのときの1万円

ファクトリエ山田社長 なけなしの50万円で会社設立

フリーター時代に貯蓄残高を元手に起業、手紙を書いて取引先を開拓

いま、輝いている人はどうお金を使い、道を切り拓いたのか――。お金とキャリアにまつわるエピソードを紹介する本連載。今回の主人公は、日本発のファッションブランド「ファクトリエ」が注目のライフスタイルアクセント社長の山田敏夫さんです。後編にあたる今回は、なけなしのポケットマネー50万円で創業し、軌道に乗せるまでのヒストリーを伺います

山田敏夫 ライフスタイルアクセント社長
山田敏夫 ライフスタイルアクセント社長
1982年熊本県生まれ。実家は熊本市内で100年続く老舗洋装店で、忙しく働く両親を間近で見ながら育つ中で独自の職業観を確立。大学卒業後、人材広告会社、アパレル系企画会社を経て、2012年、ライフスタイルアクセントを設立。工場直結型ブランド「ファクトリエ」を展開し、「汚れない白デニム(児島のずっときれいなコットンパンツ)」などのヒット商品を生み出す

日経doors編集部(以下、――)この連載では皆さんのお金にまつわるエピソードや、思い出深いお金の使い方などを聞いています。前編の記事「ファクトリエ山田敏夫 全財産失ったパリで起業志す」は波乱のパリ留学から帰国し、バリバリの営業マンから転職、極貧時代のフリーター生活を送ったことを伺いました。フリーターをしていたときにフランスの友人からのメッセージを元に起業を決められました。

山田敏夫さん(以下、山田) そうですね。フリーターの次の起業だから、めちゃくちゃ不安でしたよ。手帳に家計簿をつけて、確認していました。会社の資本金は50万円、僕の貯金残高でした。だけど、それもサイト作りやシステム利用料、メールアドレスの取得などでどんどんなくなっていく。

ファクトリエ 山田敏夫社長<お金ヒストリー>20歳 大学時代に仏パリに留学/到着してすぐにスリに逢い一文無しに/生活費を稼ぐためアルバイト先を探す/高級ブランド「グッチ」でアルバイトとして採用される/22歳 転職サイトを運営するベンチャーに就職/順調に昇進し、給料も増えていった/24歳 家業の洋品店を継ぐつもりで、アパレル通販サイトを/運営していた会社に転職/アルバイトでの採用だっため、月給は10万円台に/生活費にも困り、不安を抱えながら過ごす/26歳 貯蓄残高50万円を元にライフスタイルアクセント起業/洋服を作ってもらう工場を探して1日1枚はがきを書いた/27歳 事業が少しずつ軌道に乗る/30歳 売上高が毎年200%で成長する

山田敏夫さんの あのときの1万円

「創業当初、1日1通、全1000通書いた手紙の切手代」

――それは不安ですね。どのようにして過ごしたのですか。

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