今日からできる、悩み解決メソッドは

→迷ったら、大切なものを捨ててみましょう

「捨てる」のは、決して後ろ向きなことではなく、「新しいスタート」でもあります
「捨てる」のは、決して後ろ向きなことではなく、「新しいスタート」でもあります

 迷ったときに捨てるものは、あなたが「得るまでに時間がかかったもの」「たくさん時間を費やしたもの」です。つまり、「あなたの人生の中で時間を占めたもの」。大切な思いが詰まっているものを捨てることです。

 怖いかもしれません。でも一度、大切なものを捨ててみましょう。必ず次の道が開いていきます。失わないと何も手に入りません。転職しようか迷っていて、輝かしい40代を迎えたいと思っているならば、今まで勤めてきた会社を辞めるという選択肢も大いにアリだと思います。決断をすれば後は何とかなる! と思う勇気が幸運を引き寄せるのです。

 何もない状態は、不安でしょう。でもその不安は、新しいものが入ってくるための不安。捨ててみて、どうしても人生に必要なものならば、必ずその後取り返そうとするでしょう。でも、これまでの人生で想像もしなかった大きな出来事が起きたときに「あのとき捨ててよかったな」と、きっと思えるはずです。

30代で気づくべき重要なこと

 30代の半ば頃は、「私の人生、このままでいいんだろうか?」と思い始める人が一番多い時期。その後迎える40代は、どんな人でも必ず人生の「大逆転」がやってきます。人生100年時代と言われていますが、日本人の平均寿命を約80歳と考えると、人生のちょうど半分に差し掛かる40代が重要なポイントになるのです。

 ここでいう「大逆転」とは、今まで無理だったことを受け入れられるようになる、「覚悟が決まる」というようなイメージです。

 これまで何となく生きてきた人には、「どうする? 今すぐ決めて!」という出来事が起きたり、突っ走ってきた人にはいったん立ち止まって考えたくなるような出来事が起きたりするかもしれません。

 30代のときに、時間は有限ではないことに気が付けるか。自分なりに準備を始めると、おのずと人生の歯車は回り出すはずです

 自分が何を選び、どこに本気になったらいいかを考えること。本当にやり続けたいものを、一度洗い出して優先順位を付けること。

 それが覚悟であり、一度「捨てる」ことで見つかるものです。簡単な話でないからこそ、30代で捨てた人だけが大逆転の40代を迎えることができるのです。

今日からできるワンアクション

Q転職しようか悩んでいるあなたは……
A⇒迷ったら、大切なものを捨ててみましょう。

文/Love Me Do 写真/PIXTA イラスト/武田あゆみ