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オリンピアン 勝つ人のメンタル考

池田信太郎 「思い込み」の鎖を断ち切り、つかんだ五輪

伸び悩んだ大学時代。バドミントンへの情熱を取り戻すきっかけは1冊の本/前編

「思い込み」という鎖を断って挑戦した

池田 教員として就職先が決まっていたんですが、諸事情でその話がなくなってしまいました。どうしようかと思っていたとき、ご縁をいただいたんです。チャンスは少ないかもしれないけど、自分を拾ってくれる企業があるなら、もう1回挑戦してみようと思いました。この頃に出会ったのが『自分を磨く方法』(アレクサンダー・ロックハート著)という本。諦めかけていた自分を奮い立たせてくれたんです。

―― 付箋がびっしり! かなり読み込んでいる感じですね。どんな内容なんですか?

池田 この中に「サーカスの象」という話があります。サーカスでは調教のために、子どもの象の首に大きな鎖を巻くんだそうです。象は逃げようとしても鎖で縛られているから動けない。そのまま大人になって鎖を外しても、象はまだ鎖を巻かれている状態だと思っているから、本当は大きな物を動かせる力があるのに、できない。それは人間も同じだということが書かれていました。例えば、小さい頃の失敗体験が心に残っていて、自分にはできないと思い込んでしまっているのかもしれない。

 このサーカスの象と当時の自分がシンクロして、私も「思い込み」という鎖を断ち切って挑戦すれば、自分にも可能性があるはずだと、そんな気持ちになれたんです。この本をきっかけに「自分もできる」というメンタルに変わりました。海外遠征にも五輪にも持っていった、お守りのような本です。

「自分を磨く方法」((アレクサンダー・ロックハート著)という本を読みました。諦めかけていた自分を奮い立たせてくれたんです
「自分を磨く方法」((アレクサンダー・ロックハート著)という本を読みました。諦めかけていた自分を奮い立たせてくれたんです
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