日本にいる女性全体で語られるべきテーマ

 女性の労働力上昇は経済政策の一つとして語られ、仕事の現場を長く離れてきた女性たちやキャリアのレールの中心を走ってこなかった人にとっては、自分事だと考えにくいかもしれません。しかし、今や人生100年時代。誰もが働き方を選べる時代です。これからをどう生きるか。自分でハンドルを握って考えるときだと思います。

 ジェンダー・ギャップ指数の日本の課題は、エリートやバリキャリ女性だけで議論されるものではありません。日本にいる女性全体で語られるべきテーマであり、その解決策は、女性たち自身の中にあると思っています。

構成/長野洋子(日経doors編集部)