日本人の総合的な結果が121位

 個性ではなく、こうした性別に基づく期待や規範や言動を持った国民が投票して決まっていく政治ですから、政治分野でジェンダーギャップが改善しないのは政治家たちの問題というより、日本人の総合力の結果なのではないかと思わざるを得ません。

 私たちが毎日過ごす日常生活のすべてで、一人ひとりが性別に基づいた言動をやめ、個性にもっと関心や期待を寄せることが大切です。男性にも女性にも心地良く、自由なジェンダーギャップの少ない社会の実現のために、まずは自らの言動から見直していくべきではないでしょうか。

文/塚越学