世界中で大人気の「こんまり」こと片づけコンサルタントの近藤麻理恵さんを、プロデューサーとして支えてきた夫の川原卓巳さん。「何者にもなれなかった」時代を経て、麻理恵さんとの出会いで自分の強みに気づいたと言います。麻理恵さんが世界を舞台に飛躍できたのは、そんな川原さんと一緒に、「自分らしさ」を軸にして決断してきた背景が。どうすれば、そんな自分らしさを見つけられるのか。「必要なのは、足し算ではなく引き算」――本当の自分を取り戻す方法を、川原さんに教えてもらいます。
私がわたしであるために「やめることノート」
私がわたしであるために「やめることノート」
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1こんまりが実践した「やりたくないことを手放す」方法
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2片づけが苦手な人は「ときめくもの」を見つけなくていい←今回はココ
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3「可処分時間を奪われない」自分時間をつくれる人の習慣
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4人生の余白ができる、人間関係を壊さずに手放す方法
皆さん、こんにちは。Be Yourselfプロデューサーの川原卓巳です。
前回の講座では、「自分らしい人生を手に入れる」ための第一歩として、自分自身について考える「スペース」をつくりましょう!というお話をしました。
でも、どうやって? と思いますよね。ご安心を。一番簡単な方法から紹介します。
それはズバリ、片づけ。
僕はいつも「環境のスペースづくりから始めるといい」と伝えています。
そう、あの「片づけ」。僕の妻(片づけコンサルタントの近藤麻理恵)がとっても得意なアレです。
片づけと自分らしい生き方、すぐには結びつかないかもしれませんが、実は深~い関係があるんです。
片づけは単なる整理整頓にあらず。自分の内面に向き合う旅なのです。
麻理恵さんの著書を1冊でも読んでくださった方はご存じかと思いますが、世界で注目されている「こんまりメソッド」は、持ち物一つひとつに向き合って「ときめくか、ときめかないか」の基準で選ぶ作業を繰り返すのが特徴です。
過去でもなく、未来でもなく、今の自分にとって、このマグカップが、ワンピースが、ボールペン1本が、ときめくかどうか? を一つずつ触って、自分自身に問う。その結果、ときめくものだけを残し、ときめかないものは感謝してから手放す。そんな片づけ法です。
でもね、これやってみると分かるのですが、最初はすごく悩む。「これが自分にとってときめくと言えるのか?」と考えれば考えるほど、なかなか判断しづらい。