世界中で大人気の「こんまり」こと片づけコンサルタントの近藤麻理恵さんを、プロデューサーとして支えてきた夫の川原卓巳さん。「何者にもなれなかった」時代を経て、麻理恵さんとの出会いで自分の強みに気づいたと言います。麻理恵さんが世界を舞台に飛躍できたのは、そんな川原さんと一緒に、「自分らしさ」を軸にして決断してきた背景が。どうすれば、そんな自分らしさを見つけられるのか。「必要なのは、足し算ではなく引き算」――本当の自分を取り戻す方法を、川原さんに教えてもらいます。

私がわたしであるために「やめることノート」

 Be yourself――自分らしく生きるためには、自分らしくあるためのスペース(余白)をつくることから始めましょう。

 そんなメッセージから始まったこの連載もついに最終回! 

 これまでお伝えしてきた「環境の余白」「時間の余白」に続いて、今日は「人間関係の余白」の作り方について、お話をしていきます。

 人間関係に余白を作る。この言葉、ちょっとドキッとするかもしれません。

 でも、とても大事なことなので、言わせてください。

人間関係に余白を作るとは?

 社会に出てフツウに生活をしていると、いつの間にかいろいろな人との関わりが生まれます。仕事を通じて、あるいはプライベートでの出会いの中で、さまざまな価値観を持つ人たちとの交流が増えていきますよね。

「僕たち夫婦もさまざまな出会いがありました」
「僕たち夫婦もさまざまな出会いがありました」

 皆さんの出会いの中には、気が合う人もいれば、気が合わない人もいて、気が合わなくても貴重な学びをくれる人や、その逆の人もいると思います。

 真面目で優しい人であるほど、自分に関わるすべての人の期待に応えようとして頑張り過ぎてしまうことがあります。

 でも、人生に与えられた時間は有限。出会う人すべての期待や要求に返していこうとすると、すぐにキャパオーバーになってしまいます。「すでにオーバー気味かも」と思い当たった人、結構いるはずですよ。

 だから、大事なんです。人間関係の余白づくり。