編集長コラム4回目の更新です。突然趣味を探し始めた理由、そして2つの特集に込められた思いについて語ります。

 皆さん、こんにちは。日経doors編集長の飯泉梓です。今年も残すところあと2カ月……。コロナの影響であまり外出やイベントらしいことをしていないせいか、季節が移り変わるのが例年以上に早く感じられます。

 コロナ禍という特殊な事情があるからか、今年はこれまで以上に自分の人生や生活について思いを巡らすことが多かったという印象があります。このままの人生でいいのかな? 仕事は? 住まいは? やりたいことができているかな? と事あるごとに考えるようになりました。

 そこでまず始めてみようと思ったのが「趣味探し」です。え、いきなりなぜ趣味探し? と思われる方もいるかもしれませんが、きっかけは日経doorsアカデミーのオンラインセミナー、法政大学・キャリアデザイン学部教授のタナケン先生こと、田中研之輔さんの「黒字化するキャリアの作り方」を受講したことにあります。タナケン先生のお話の中で、好きなこと、趣味もキャリアにつながる、つなげていこうという内容がありました。

 「なるほど!」と思ってみたものの、振り返ってみると、生まれてこの方、趣味らしい趣味がない……。好きなことをやればいい、のですが、何か始めてみても飽きっぽくてすぐにやめてしまうのですよね。そんな私がなぜ、20年近く同じ会社に勤めて続けられたのか、不思議です……。とりあえず、今は話題になっている韓流ドラマを片っ端から見始めています。これが趣味となり、さらにはキャリアに結びつくのかは甚だ疑問ですが、韓流ドラマは飽きっぽい私もぐいぐいひき付けてくれています(そのため、日々寝不足ではあります)。

 さて、皆さんはいかがでしょうか。

 自分の人生や仕事について振り返ってみたことはありますか?

 実は読者の皆さんの中にもキャリアの棚卸しや将来についてじっくり考えてみた結果、不安定な情勢ではあるけれど、新たな仕事にチャレンジしたいと決断を下された人が少なくないようです。

 ただ、その一方で転職市場は様変わりしています。少し前の売り手市場から一転し、企業はすぐに結果を出せる即戦力を求め、採用活動がよりシビアになってきているようです。そして、転職面談もオンラインが主流になり、求められるアピール方法も変わってきました。

 日経doors11月号の特集「もっと稼げる人材になる 転職の極意」では、そんな激動の転職市場にどう向き合い、自分らしい決断を下すためにはどうすればいいか、doors世代にとって最適な転職ノウハウについて特集しますので、転職に少しでもご興味がある方はぜひお読みください

 そして11月後半から始まる特集は「週末1日30分! 1カ月で仕事も人生もうまくいく 新片づけのルール」です。テレワークの導入などで、家で過ごす時間が多くなったという人もいるかもしれません。ただ、部屋が雑然と片づけられていない空間だとしたら、それだけで気持ちがげんなりしてしまい、仕事へのモチベーションも下がってしまいますよね。

 今回は片づけコンサルタントの近藤麻理恵さんにワークスペースを整える方法を教えてもらうほか、婚活サバイバル番組『バチェラー・ジャパン』の初代バチェラーとして注目を浴びた久保裕丈さんのお部屋を見せてもらい、スッキリを保つ秘訣を聞いています。女性の部屋でどんなところを見ているかも聞いていますので、お楽しみに!

 そして今月も日経doorsではオンラインセミナーを開催しています。テーマは「独身男性陣にみんなで生質問!『男心』を知る!日経doors勉強会」。あの人いいなと思っても、どうアプローチすればいいか分からないという人は少なくないはず。かくいう私もそうでした。

 そこで、オールラウンダーエージェントの森本千賀子さんと人工知能による恋愛ナビゲーションアプリを提供する会社を立ち上げ、「恋愛について誰よりも分析してきた」と語る豊嶋千奈さんに、男心が手に取るように分かるノウハウを教えてもらいます。実はこのコンビのご登壇は2回目。前回、あまりにも好評だったため、再度セミナー開催をお願いする運びとなりました。セミナーは、11月21日(土)午前10時スタートです。人気連載、「今月のドアメン!」に登場した男性たちも参加予定なので、みんなで生質問をぶつけましょう!

 お申し込みはこちらから!

 それでは今月も日経doorsをよろしくお願いいたします!

文/日経doors編集長 飯泉 梓