いつか自分にぴったりなパートナーがほしいと思いつつも、なぜか出会えない……。自分のキャリアや将来を応援してくれるパートナーの正しい探し方、間違った探し方を専門家に聞きました。

2020年に結婚したお笑いコンビ『相席スタート』の山﨑ケイさん(40)。2018年に出版した『ちょうどいいブスのススメ』(主婦の友社)が大きな反響を呼び、なんとなく生きづらさを感じている女性たちの支持を集めました。「一時は『結婚をあきらめた人』と思われていたと思う」と話す山﨑さんに今の夫との出会い、結婚を決めるまでの話を聞きました。

周囲から『結婚をあきらめた人』に見えていたかも

 「結婚してみて分かったのは、自分が子どもの頃に描いていた理想の結婚とは全然違ったということ。でも私にとってはベストタイミングでの結婚でした」

 トレードマークのつややかなロングヘアを揺らしながら笑顔でこう話す山﨑ケイさん。2020年に自身が所属する吉本興業の元後輩で落語家の立川談洲さん(35)と結婚し、「出会った当初は全然タイプじゃなかったんですけれども、今、毎日が楽しくて幸せです」と言う。

 そんな山﨑さんに自分にとって「ちょうどいい」結婚をするための秘けつを尋ねると、「結婚こそ、本当に人によって『ちょうどいい』が違うので、一概には言えません。でも、さんざん恋愛で悩んできた私にとっておととしの結婚は、すべてがちょうどよかった。多分、今の夫ともっと早く出会っていたら、結婚してなかったですね」と話します。

「今の夫と結婚するとは1ミリも思っていませんでした。芸風が『いい女』キャラなのに身近な人と結婚したら、世間からどう思われるのだろうかと考えてしまったこともあります」
「今の夫と結婚するとは1ミリも思っていませんでした。芸風が『いい女』キャラなのに身近な人と結婚したら、世間からどう思われるのだろうかと考えてしまったこともあります」

 「私自身の意見では、結婚=出会いのタイミングではないと思います。私は20代前半から恋愛に振り回されてきたタイプ。そのたびに『何がいけなかったんだろう』と考えてきて、20代後半から少しずつ恋愛の仕方が変わってきました。そして、30代になり、自分にとって『ダメな恋愛』が分かってきたところで、今の夫と結婚を決めたんです」

 30代に入り、「周囲からは『結婚をあきらめた人』に見えていたと思う」と言う山﨑さんは、20代を経て、恋愛観、結婚観がどのように変化したのでしょうか。