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○○な私たちは何がヤバいのか?
○○な私たちは何がヤバいのか?

僧侶・西村宏堂 「友達は無理やりつくるものじゃない」

僧侶/メイクアップアーティストの西村宏堂さんに聞く 「友達がいない」の乗り越え方

毎日なんとなく「このままだとヤバイよなぁ」と思っている、運動・睡眠不足や偏食、人間関係、スマホ依存……。同じ悩みを抱えた編集部員が専門家のところに駆け込みました。実際、何がどうヤバイのか。納得の解説と実践アドバイスです。

○○な私たちは何がヤバいのか?

人と会話する機会が減った今、改めて気づいてしまった事実がある。それは「友達がいない」ということ。「友達がいない」のはヤバいのか? 自身も「高校生の頃は、学校に友達が一人もいなかった」と話す、僧侶、そしてメイクアップアーティストである西村宏堂さんに話を聞いた。「○○な私たちは何がヤバいのか?」特集のインタビュー特別編。

コロナ禍で気づく「気軽に話せる友達がいない」

 昨年春、新型コロナウイルスの影響で外出自粛要請が出されると、筆者は人と「会話をする」機会が一気に減った。初めのうちはそれでもなんとかやり過ごしていたのだが、だんだんと無性に「会話」がしたくなった。それも「今日こんなことがあってね」といった、ほんのささいな日常の雑談を。けれど、そのとき気が付いたのだ。「私には、気軽に話せる友達がいない」ことに。

 厳密には、友達と呼べる人は二人いる。けれど、相手にも都合があるだろう。時節柄、以前のように気軽に会おうと言うのもはばかられる。ならば電話を、と思うが「たいした用事もないのに、電話なんてしていいのかな」と、考えれば考えるほどできなくなった。そのうち、次第に言いようもない「寂しさ」が押し寄せてくる。

 そんなとき、「なぜ、これまで友達をたくさんつくってこなかったのか」と思うとともに、「この寂しさは、どうしたら超えられるのだろう」と考えた。そこで、僧侶でメイクアップアーティストであり、LGBTQの当事者である西村宏堂さんに話を聞いた。

 「高校生の頃は、学校に友達が一人もいなかった」と話す西村さん。どのように乗り越えてきたのだろうか。西村さんが行ってきた対処法3つも併せて紹介したい。

西村宏堂(にしむらこうどう)
1989 年、東京生まれ。浄土宗僧侶。ニューヨークのパーソンズ美術大学卒業後、米国を拠点にメイクアップアーティストとして活動。ミス・ユニバース世界大会や、ミスUSAなどで各国の代表者のメイクを行い、高い評価を得る。その傍ら、LGBTQの一員である自らの体験を踏まえ、LGBTQ 啓発のためのメイクアップセミナーも行っている。著書は『正々堂々 私が好きな私で生きていいんだ』(サンマーク出版)。

自分のセクシャリティーをオープンにできず、友達がいなかった学生時代

 東京のお寺に生まれた私は、幼い頃、お姫様ごっこが大好きな子どもでした。小学校に入学してからは、「女の子っぽい」と言われることもあり、徐々に「本当の自分」を封印していきました。

 中学生のときに友達ができたものの、別々の高校へ進学。高校生時代は自分のセクシャリティーをオープンにできず、心を許せる友達は一人もできませんでした。心を開いて仲良くなりたい、と思える人がいませんでしたね。

 話の輪に入れないし、お弁当を食べるのも一人。遊びに行く友達もいない……。「私って楽しくて優しい人間なのに、なぜこんな寂しい思いをしなきゃいけないの?」と、苦しく思っていました。人と人が笑い合う声が、すごく嫌でした。

寂しさを救ってくれたのはネットと英語

 その頃、私を救ってくれたものが2つあります。1つはインターネットの世界。私と同じような境遇の人たちが集まる場だった、ゲイチャットです。そこで数人の友達ができ、彼らと毎日本音で話し合い、励まし合いながらチャットすることが、心の支えになっていました。

 2つ目は英会話スクールです。将来、米国へ留学したいと考えていた私は、学校が終わると駅前の英会話スクールへ直行していました。放課後に遊ぶ友達もおらず時間だけはたくさんあったので、英語学習に没頭。そのかいあって、英語力は高まり、成績も優秀でした。

 「友達がいなくて寂しい」と思うかもしれないけれど、裏を返せば「自分が好きなことをする時間に使える」利点もあると思います。「友達が少ない人だと思われたくない」なんて惰性で誰かと過ごすと、興味がないことに一緒に付き合うはめになったり、相手に合わせて我慢したりする場面も出てくるかもしれない。無理してまで友達をつくらないということは、自分を守っているのかもしれないとも思うんです。

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