新型コロナウイルス禍により急速にテレワークが浸透し、働き方が一気に多様化しました。そんななか、より効率的に仕事をこなすための新しい時間管理のノウハウが求められています。そこで、最新のタイムマネジメント術をご紹介します。

 コロナ禍でテレワークが浸透した結果、今まで移動に費やしていた時間を副業や起業、資格取得のための勉強などに活用している人が増えています。ユーキャンが2021年12月に発表した「働き方と学び方に関する意識調査」によると、コロナ前後で全体の受講者は1.5倍に増加しています。しかし、いざ本業以外のことを始めるとなると、「何から手を始めたらいいのか」「本業と両立できるのか」と不安な気持ちも…。

 キャリアアップコーチの小林舞依さん(37)は正社員時代に5つの資格を取得し、さらに副業もしていたといいます。営業マネージャーという忙しい役職の中、どのように時間を確保していたのでしょうか。

タイムマネジメントで、本業と5つの資格を取得&副業を両立

 小林さんは人材会社で正社員として働いていた2015年にコーチングと出合い、2018年にキャリアコーチとして独立しました。会社員時代は営業マネージャーとして、自身が抱えているクライアントへの対応だけでなく部下の指導も担当していました。

 部下の営業成績を上げるにはどうしたらいいのかを考えた末に、他社で営業の副業をして知見を深めたり、コーチングの資格を取得したりするようになったといいます。

 結果的に会社員時代の3年間で、「心理カウンセラー1級」「コーチング1級」「健康管理能力検定2、3級」「DNA栄養学ジュニアアドバイザー」「某研修機関認定アシスタント」の5つを取得しました。