会社員として働く以上、「人事評価」は避けて通れない関門。各企業が導入・実施している人事評価制度の実態や最新トレンドを知り、人事評価を自分のキャリアに生かす秘訣を紹介します。

会社員として働く以上、「人事評価」は避けて通れない関門です。いわば、社内でのセルフブランディングが今後のキャリアアップに直結するのです。今回の特集では、各企業が導入・実施している人事評価制度の実態や最新トレンドを知り、人事評価を自分のキャリアに生かす「社内セルフブランディング術」について取り上げます。第1回では、1月末に開催した日経doors読者オフ会での人事評価に関するアンケート結果を紹介します。

人事評価は、評価シート記入&面談「年2回」が多数派

 勤務先で自分のやりたい仕事をするためには、職場で評価されたり、何らかの実績を残したりすることが大切です。そう考えると、会社員にとって「人事評価」は絶好のアピールの場とも言えます。そこでいい評価を得るためにも、日ごろから「自分ならではの強み」を周りに印象付ける「社内セルフブランディング」が有効です。

 さて、特集第1回の記事では、各社が採用している人事評価システムにフォーカスします。

 人事評価システムは会社によってさまざまです。日経doors読者の皆さんの勤務先では、どのような人事評価システムが運用されているのかを知るため、2020年1月末に開催した日経doors読者オフ会で、参加者の皆さんに調査に回答してもらいました。参加者の14人に詳しく書き込んでもらった内容をまとめて紹介します。

 まず、勤務先で行われている人事評価のシステムについて聞きました。ほぼ全員の勤務先で採用されている人事評価システムが、定期的にエクセル等の人事評価シートに自分の仕事について記入し、上司と面談するパターンでしたが、その「頻度」は会社によって異なりました。

<人事の評価シート記入&面接の頻度>年に4回/年に3回/年に2回/年に1回/その他/無回答
2020年1月末に開催した日経doors読者オフ会で、参加者のうち14人に対して行った調査回答を基に、日経doors編集部で作成

 上図の通り、エクセル等の人事評価シートに自分の仕事について記入し、上司と面談する頻度が「年に2回」の人が最も多いことが分かりました。次に多かったのが、「年1回」。また、「年に3回」「年に4回」という人もいました。