会社員として働く以上、「人事評価」は避けて通れない関門。各企業が導入・実施している人事評価制度の実態や最新トレンドを知り、人事評価を自分のキャリアに生かす秘訣を紹介します。

会社員として働く以上、「人事評価」は避けて通れない関門です。いわば、社内でのセルフブランディングが今後のキャリアアップに直結するのです。第4回では「1on1(ワンオンワン)」のプロフェッショナル、世古詞一さんに、先進企業が新しい人事評価制度の一環として取り入れ始めている「1on1」の目的やうまく進める方法、注意点を伺いました。

1on1には上司に話すべき4つのポイントがある

 「1on1(ワンオンワン)」のプロフェッショナル、世古詞一(せこ・のりかず)さんが、効果的に1on1を活用できているマネジャーたちに聞いたところ、「意外と上司と部下がお互いをよく知らなかったことを知って驚いた」という感想が多かったと言います。そして、1on1は始めのうちはお互いのプライベートなどについて盛り上がっても、何度か繰り返すうちにネタが尽きがちなのだとか。「そこからどう深掘りしたり、広げたりしていくかは上司の力量が物を言います」

 世古さんに1on1の活用法をさらに詳しく教えてもらいました。まずは「上司に話すべき4つの有効なテーマ」を次ページに紹介します。

 「今から話す内容は、1on1を前提にしていますが、通常の面談においても十分に活用できます。1on1を導入していない企業で働いている方々にも、ぜひ参考にしてほしいです」