「妊娠すると転職は厳しい」「子育てはお金がかかる」「ワンオペ育児がこわい」こんなネガティブ情報が脳に刻まれていませんか。でも、働き方も女性のキャリアの築き方も大きく変わった今、必要なのは令和時代の「仕事×結婚×出産」のアップデート。新常識を探ります!

 「復職後初の生放送では、心臓が飛び出しそうなほど緊張しました」

 そう語るのは、フジテレビアナウンサーの松村未央さん。松村さんは2017年6月にお笑い芸人の陣内智則さんと結婚し、2018年10月に第1子となる女児を出産。2020年7月に育休から復帰し、現在は土曜朝の情報番組「めざましどようび」のニュースキャスターや、昼の報道番組「FNN Live News days」の土曜日キャスター、平日朝の情報番組「めざまし8(エイト)」の生ナレーションなどを務めている。

アナウンサーとして、母として、試行錯誤の日々

 結婚や出産というライフスタイルの変化を経ても、アナウンサーとして順調にキャリアを重ねているように見える松村さん。しかし、彼女も出産前にはキャリアについて不安や葛藤を抱え、復職の際には冒頭のような極度の緊張も経験。日々試行錯誤を重ねながら、仕事と育児を両立している女性の一人だった。

 「復職後は、一つひとつの仕事に対して、これまで以上に『ありがたみ』を感じるようになりました。だからこそ仕事の『質』を上げて、家庭とのバランスを取りながら、全力で仕事に取り組みたいと思っています」――松村さんがそう思うに至った背景や、産休・育休に入るときに感じた不安、夫との家事育児の協力体制、仕事や家庭に対する思い・姿勢などを聞いた。

フジテレビアナウンサー松村未央さんの「仕事×結婚×出産」年表
フジテレビアナウンサー松村未央さんが、復職に備えてしたことや、復職後も活躍する秘訣を語ってくれました
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