祝・新社会人! これから社会で活躍していく皆さんを日経doorsは全力で応援します! 会社で役立つビジネスマナー、先輩からのメッセージを通じて自分だけのトビラを開けるためのヒントを見つけてください。

新人が「ビジネスマナー」とセットで学んでおきたいのは「ビジネスコミュニケーション」。前回は「新社会人のマナー」について見てきましたが、今回は職場でいい人間関係を築くためのコミュニケーション方法をライフスタイリスト・北條久美子さんに聞きます。
前編→即席おさらい!新社会人のためのマナー&お作法

 4月は上司や先輩と信頼関係を熟成する期間と考えましょう。取引先をはじめ、同じフロアの同僚や同期とも良好な人間関係を築くことで、仕事のチャンスにも恵まれます。マナーをわきまえたコミュニケーションは、ワーキングタイムを気持ちよく過ごすための必須スキルと心得て!

Q1.自己アピールを上手にするには?

 社会人になると、さまざまな場面で自分をアピールする必要が出てきます。やりたい仕事に手を挙げたり、接待や会社のイベントなどでさまざまな人と交流したりする機会も増えるでしょう。そんなとき、学生時代のノリのまま、自分のことばかり話していると、「学生気分が抜けていない」と頼りなく思われることも……。好感度を高めながら、上手に自分をアピールする方法は?

【ありがち事例1】
アピールのつもりが「自分の話ばかり」と敬遠された

【ありがち事例2】
「私はこう思う」と自分の意見ばかり言ったら場が白けた

A.自分の得意分野がどう仕事につながるかを語ろう!

 自分をアピールするときは、自分の得意分野や好きなことを仕事で役立つことに絡めて話すのがベスト。例えば、学生時代にサークルの部長をしていたなら「サークルのまとめ役だったので、飲み会の幹事は任せてください」、趣味で書道をやっているなら「書道○段なので、宛名を書くときお役に立てると思います」といった具合です。「会社や相手の役に立ちたい」という意思をアピールすると覚えてもらいやすく、人間関係も広がります。


 次ページからは、もう少し職場のコミュニケーションについて踏み込んでいきましょう。また、伝えにくい休暇のこと、不快な思いをする「セクハラ」に対する切り返し――知っておきたいコミュニケーション術を詳しくみていきます。