「結婚できちゃうコーデ」、「最強モテ服」――。ファッション誌で見慣れたスタイルは、お仕事服として満足できる? 日経doorsは「+2歳見え」して誰からも信頼される仕事コーデを提案します。仕事服革命で「デキる私」に着替えよう!

これからキャリアを築いていくdoors女性が着たいのは、先輩からも後輩からも信頼される大人服。会社員経験を生かした落ち着きのあるコーディネートが人気なスタイリストの渡辺智佳さんが「仕事服コーデ」のコツを指南します。

「大人見え」をかなえるポイント3つ

 こんにちは。渡辺智佳です。これからキャリアを築いていく社会人1年目~3年目の女性は、お仕事ファッションでどんなことに気を付ければよいのでしょうか。

 ポイントは3つあります。1つ目は「清潔感があること」。2つ目は「フレッシュさがあること」。3つ目は「他人に違和感を抱かせないこと」です。

 まずは清潔感。勤務先のルールにもよると思いますが、スカートの時はストッキングをはく、シワだらけのシャツは着ない、など。ささいなことですが、清潔感を左右する大きなポイントになります。ビジネスの場面は人とのコミュニケーションの機会が多いもの。清潔感なくしては、信頼を得ることはできません。

 次にフレッシュさ。年齢相応のスタイルを上手に取り入れることが大切で、年齢が若いうちは、フレッシュさを生かした洋服選びを心掛けましょう。黒のジャケットに白のインナーでコントラストをはっきりさせたようなコンサバなコーディネートは逆効果です。

 そして、違和感のないこと。会社では、「男性ウケ」よりも「女性の先輩や上司にどう思われるか」が重要です。膝上のスカートや胸元が開いたトップスは着ないなど、職場でのふさわしさを考えましょう。

 次ページからは、アイテムごとに素材や色などを細かく見ていきましょう。