- (1)新規事業ってどう進めるの? 成功するチームの共通点
- (2)POLA新規事業 ダメ出し屈しない2人チームの挑戦
- (3)会員84万人のスタディサプリ 失敗→修正を繰り返す ←今回はココ
- (4)キリン 200回の紙芝居で集めた最強チームの作り方
- (5)スープストックトーキョー流ユニーク事業を生む方法
- (6)京セラ ライオン、ソニーの協力仰ぎ歯ブラシ開発に挑戦
さまざまなフェーズで成長中の新規事業の担当者に、ゼロからどのようにアイデアを生み、価値あるものに変え、経営陣を説得したのかを聞く「新規事業特集」。今回は新規事業からスタートし、今や同社の看板事業にまで成長した「スタディサプリ」の事業化ヒストリーを紹介。カリスマ講師たちが神授業を展開する「オンライン予備校」という発想は、どう生まれ、そしてどう形にしていったのか。創業メンバーのリクルートマーケティングパートナーズ・オンラインラーニング事業推進室部長の松尾慎治さんに話を聞いた。
高校生200人へのインタビューが事業誕生のきっかけ
会員数84万人、全国約5000校ある高校のうちの半分の約2500校に導入されているオンライン学習サービスのパイオニア、スタディサプリ。この人気サービスはもともとリクルートの小さな新規事業としてスタートした。それがなぜ、同社の看板事業と言えるほどまでに成長したのだろうか。