SNSの使い方を変更。エゴサもやめた

 そんなことが起きる前は、すぐにチェックできるよう、TwitterのアプリをiPhoneの最前面に配置していた。しかし、今は一番奥の画面に移動させて、優先順位を下げた。

 発信したいときだけアプリを起動し、リプライも極力見ないようにしている。また、以前はよく「はあちゅう」でエゴサーチしていたが、その習慣も封印。心無い投稿をするアカウントには、ブロック機能を利用するようにした。

 ブロックは、関わりたくない相手をシャットダウンできる機能だが、有名人にとっては、逆に相手を喜ばせてしまう諸刃の剣でもある。なぜなら、悪意のある人は、有名人が自分のアカウントをブロックしたことも含めて反応があったことに喜びを見い出し、新しいアカウントを作って攻撃を繰り返すからだ。

 しかし、はあちゅうさんは、新たにアカウントを作られることよりも、中傷アカウントを放置してつい目にしてしまうほうが「自分の栄養」にはならないと思った。だから、すべてブロックすることに決めたのだ。

 SNSでは、もちろん有益な情報や面白いネタなどを収集することができる。しかし、同時に、自分が傷つくことや自分の心を疲弊させてしまう情報が目に入ってしまうことも避けては通れない。だから今は、SNS経由の情報収集は最小限に抑えている

 はあちゅうさんがブロック機能を活用しているのは、TwitterだけでなくInstagramでも同様だ。これまではポジティブな発信が多いInstagramでは、中傷コメントと戦うことはなるべく避けてきた。だが彼女は、Instagramでも「日本語を読めない人が増えている」ことに落胆を覚えたという。

こうした「中傷コメント」をしてくるアカウントはブロックすることにしている
こうした「中傷コメント」をしてくるアカウントはブロックすることにしている