- (1)はあちゅう SNS活用は効果大。でも誹謗中傷には注意
- (2)はあちゅう SNSとの距離感を変更 炎上経験の背景で
- (3)TikTok採用部長 誹謗中傷はいいねしてリツイート
- (4)SNS6つ、15アカウントを駆使 Z世代の現役大学生
- (5)弁護士が語る SNS炎上を避ける「6つのキーワード」 ←今回はココ
- (6)読者のSNS実態 仕事への生かし方、炎上の経験は
「TwitterやFacebookを仕事やプライベートに活用したいと思うけれど、どこか後ろめたい。でも、活用できていないのはやっぱりもったいない」――。どうすれば安心してSNSに向き合えるのか、労働法・訴訟・危機管理案件を主要業務とする弁護士、荒井太一さんにアドバイスをもらった。
SNSを仕事やプライベートに活用したいが、色々と考え込んで二の足を踏んでいる人は少なくないのでは?
「SNSは対面コミュニケーションではないため、不安を感じる人も多いのではないでしょうか?」と語るのは、弁護士の荒井太一さん。
まず荒井さんは「法曹界を騒がせているSNSの話題」として、ある裁判官が担当外の民事訴訟事件についてツイートしたところ、その内容が不適切であったとして戒告されたケースを紹介してくれた。
「でも、SNSでの情報発信は、基本的には、プライベートの問題だと私個人は考えます」と荒井さん。「個人の表現の自由、という視点から考えれば、この件は大きなテーマをはらんでいるといえるでしょう」
しかし、これは公正・中立的な立場を求められる裁判官の話。例えば、一般企業に勤める会社員が、SNSの使い方を誤り、法律に触れてしまうことはあるのだろうか?
「次に挙げるポイントを押さえておけば大丈夫です」