女性が活躍する組織を――。こんなことを言われたら? 「男性と同じ働き方をするの?」「子育て世代は優遇策があるよね?」疑問で頭がいっぱい! 私たちは、自らが活躍できる場を探し、見つけ、獲得していきます。制度や慣習なんてぶっとばせ! 私らしく活躍する方法を共に考えよう。

「私の活躍の場」を考える特集の最終回。自分らしく活躍するにはどうすればいいの?と悩む人にウィズグループ代表の奥田浩美さんが、すぐに実践できる「私らしく働く」ためのトレーニング法を教えてくれました。

ウィズグループ代表の奥田浩美さんんはスタートアップ企業1000社以上を支援し、女性リーダーの育成にも力を注ぐ
ウィズグループ代表の奥田浩美さんんはスタートアップ企業1000社以上を支援し、女性リーダーの育成にも力を注ぐ

「私らしく」が分からなくても問題なし

 これまで紹介してきた女性たちのように「やりたいこと」が明確になっていれば、それに向かってひたむきに努力し、周囲を巻き込みながら突き進むことができる。だが、その一方で、「自分らしく活躍するってどうすればいいの」と悩む人も少なくないのでは?

 スタートアップ企業1000社以上を支援し、女性リーダーの育成にも力を注ぐウィズグループ代表の奥田浩美さんは「いきなり自分らしくといわれても戸惑うのは当然」と話します。

 「これまでの教育が自分らしさを求めていなかったから。自分の主張を極力抑え、他人と同じことを求められました。それが社会に出てから突然『あなたらしく働いて』と言われても、なかなか行動に移すことができないはずです」

 「やりたいことが分からない」「私らしさと言われても、どうすればいいのか」と悩むのは、決しておかしなことではない。しかし、だからといって思考停止になっていては、組織の歯車から抜け出せず、楽しく、生き生きと働くことが難しくなってしまう。そこで奥田さんが教えてくれたのが、「私らしく働く」ためのトレーニング法だ。

 一つひとつ詳しく見ていこう。

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