新型コロナウイルスの感染予防対策として、テレワークを導入する企業が増えている。既に1カ月以上 在宅勤務を続けている人もいる中で、急な働き方の変化に戸惑う声も少なくない。「コミュニケーションが取りづらい」「作業効率が落ちたり働き過ぎたりしてしまう」という悩みは、どうすれば解消できるのか。テレワーク導入支援などを行うキャスターのCOO・石倉秀明さんに、解決法を聞いた。

 2014年の創業時からスタッフのテレワークを実施しているキャスター。今では約700人のスタッフ全員が在宅勤務。まさに「テレワークのプロ集団」と言える。キャスターを率いる石倉さんは言う。「ちょっとした工夫は必要ですが、テレワークは特別な働き方ではありません。場所がオフィスではなくなるというだけなんです。むしろ、忖度(そんたく)や公平性を欠く評価といったものから距離を置くので、当たり前のことを当たり前にやることができていた人・できている人に、しっかりとスポットライトが当たる働き方だと思います。職場の空気に左右されることもないので、幸福度が上がる人もいるはずです」

 ただし、突然訪れた働き方の変化に、戸惑いを覚えている人は少なくない。石倉さんに悩みを解決する方法を聞きながら、テレワークという働き方の可能性についても探る。

<テレワークをしたときに陥りがちな罠>チャットで自分の意見が伝わりづらい/相手がどう思っているのかわかりづらい/取り残されているかもと疎外感を感じる/社内で認識にずれが生じる/ウェブ会議が盛り上がらない/作業効率が落ちてしまう/働きすぎたりしてしまう/↓/<テレワークのプロ、石倉さんの10の解決法>1 オンラインでも「○○」「○○」を強く奨励すべし/2 チャットで○○を伝える/3 チャットを徹底的に「○○」せよ/4 チャットで「○○」のはやめる/5 全員が○○のもとで会議に参加する/6 ○○などを事前準備&共有7 会議後は、内容や必要性の有無を振り返って○○/8 作業環境を整え、意識的に○○を取る/9 ○○を設けて「働きすぎない」仕組みをつくる/10 業務を振り返り、無駄と思ったら思い切って辞める
悩み解決法は次ページから!キャスターCOOの石倉秀明さんにテレワークをスムーズにこなせるようになるコツを聞きました
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