テレワークで重要なのが、まずは快適にオンライン会議ができるグッズをそろえること。もちろん仕事に使うパソコン環境は“オフィス並み”でなければ効率は下がるばかり。邪魔なノイズをカットする集中スペースを確保することもポイントだ。3回に分けて紹介する。

オンライン会議が劇的にうまくいく厳選グッズ(上) ←今回はここ
テレワークのパソコン環境を快適化するグッズ(中)
テレワークで集中力アップ&健康対策グッズ(下)

 様々な企業がテレワークに向けて一気にかじを切る一方で、「自宅は仕事をする環境にない」と悲鳴を上げているビジネスパーソンも数多い。そこで、テレワークの専門家に初心者が揃えるべき逸品を聞いた。

 まず職種を問わず急務となっているのが、ZoomやTeamsで行う「ビデオ会議」への対応だ。パソコンの内蔵マイクやカメラが簡易的なものだと「声が聞こえない」と言われたり、そもそもマイクやカメラが付いていないケースも多い。後付けで専用機器の導入が必須といえる。

 「必ず備えておきたい」と専門家が口をそろえるのが、有線タイプのヘッドセットだ。無線タイプの場合、声を相手に伝えるまでにレイテンシー(遅延)が発生してしまう。有線に比べると接続も不安定なため、ビジネスシーンで使うなら確実性を重視したい。

 自宅での使用を想定するなら「単一指向性」のマイクが付いた製品が正解。自分の声だけにフォーカスして集音するため、生活音の多い家でもノイズの少ないクリアな声が相手に伝わる。

 ウェブカメラはフルHD画質対応のものを選びたい。例えば、Teamsの場合は帯域幅が制限されていなければフルHD画質(1080p)での通信が可能なためだ。高画質なほど臨場感あるやりとりが可能なため、コミュニケーションが図りやすい。手元の資料を直接画面に映して共有することもできる。ただし、720p、30fpsでの通信がスタンダードではあるため、安さ重視でウェブカメラを選ぶのも手だ。

【オンライン会議 編】
□ヘッドセットは必ず有線で用意
□ウェブカメラはフルHD画質に
□リングライトで顔の印象を明るく