「私、このままでいいのかな?」「ぼんやりとしか将来が描けない」――そう悩むのはとても自然なこと。この特集では、様々なキャリアを持つ著名人や等身大のdoors女性たちの「自分軸」の築き方をご紹介します。「自分軸」を生み出し、自分らしいキャリアを描きましょう!

「転職」「独立」「複業」――。これからキャリアを積んでいくdoors世代の前には、色んな選択肢が溢れています。SNSで他人の生活が可視化された昨今、「自分はやりたいことが見つからない」と、周囲と自分を比較してしまいがち。でも、悩んだり落ち込んだりすることはありません。「自分軸」を生み出して、「あなたにしか描けないキャリア」を歩んでいきましょう。この特集では、そんな「自分軸」の作り方を識者や著名人のアドバイスを交えながら紹介します。

「自分軸」はなぜ必要?

 「キャリアの8割は、偶然の積み重ねで成り立っています」。そう話すのは、オールラウンダーエージェントの森本千賀子さん。これは、スタンフォード大学のクランボルツ教授が説いた「計画的偶発性理論」(Planned Happenstance Theory)によるもの。一方で、「偶然の積み重ねだけにキャリア構築を委ねるのはおすすめしません」と、森本さんは特集第2回でアドバイスします。

 「『自分が望むもの』『自分はどんなことをしているときがハッピーか』というマインドセット――“Will(意思)”がないと、目の前の仕事に一生懸命取り組んでいたとしても、遠回りしたり、逆走したりしかねません。それは避けたい。ですから、日々の積み重ねを、『自分が望む姿』に近づけていくためにも『自分軸』を知ることが大切です」(森本さん)

「“Will”がないと、遠回りしたり、逆走したりしかねません」(森本さん)
「“Will”がないと、遠回りしたり、逆走したりしかねません」(森本さん)

 たしかに、遠回りや逆走は避けたいもの。では、どのように「自分軸」を作ればいいのでしょうか? お笑い芸人としてキャリアをスタートさせ、音楽活動やアパレル事業もスタートさせたオリエンタルラジオの中田敦彦さんを第4回に迎え、「自分軸」の見つけ方を聞いてみました。