「私、このままでいいのかな?」「ぼんやりとしか将来が描けない」――そう悩むのはとても自然なこと。この特集では、様々なキャリアを持つ著名人や等身大のdoors女性たちの「自分軸」の築き方をご紹介します。「自分軸」を生み出し、自分らしいキャリアを描きましょう!

CMやドラマに多数出演し、女優として絶大な人気を誇る中村アンさん。インスタグラムのフォロワー数は230万人を超え、中村さんの鍛えられた「健康美」に大勢の女性たちが憧れを抱いています。しかし活躍の裏で、自分に自信が持てず悩んだこともあったそう。特集「自分軸」を生み出せ! 最終回は、中村アンさんにこれまでのキャリアと「自分軸」を築けたポイントを聞きました。

「本当の私」は、ストイックじゃない

――「テレビで見ない日はない」と言っても過言ではないほど活躍中の中村さん。忙しい毎日だと思いますが、健康に過ごすために日々どんな努力をしていますか?

中村 アボカドを食べるようにしています。最初は毎日オイルを飲もうと思ったのですが、どうしても苦手で……。アボカドでも良質な油がとれると聞いたので、日々の食事に加えるようになりました。あと「自分の体に合う水を飲むといい」と聞いて、飲料水を変えました。

私、体を鍛えているのでストイックに見られがちなんですが、本当は至って普通なんです。SNSやネットニュース、雑誌を読んで、「これ簡単!」と思ったらまずは、試してみる。自分に合わないなと思ったら、無理してやらない。美容も体形維持も、キツくない程度にやるのが大切だと思っています。

「『他人の手によって得られた美』よりも『自らのトレーニングで作り上げた体』のほうが、自信につながりました」
「『他人の手によって得られた美』よりも『自らのトレーニングで作り上げた体』のほうが、自信につながりました」

落ち込んだときは、空を見て元気になる

――中村さんは体調面だけでなく、気持ちの面でも元気で明るいイメージがあります。なぜそうなれたのか教えてください。

中村 前向きな自分になれたのは、高校時代に熱中したチアリーディングのおかげだと思っています。団体で競うチアリーディングは、失敗してもすぐに気持ちを切り替えて次の技につなげなくてはなりません。それを繰り返すうちに、失敗を引きずらないようになりました。

あと、どんなときも上を向いて空を見る習慣が身についているから元気でいられるのかもしれないですね。チアリーディングはスタンドに向かってパフォーマンスをするので、基本的に視線は斜め上。その癖が今でも残っていて、ふと気づくと上を向いて空を眺めているんです。