「はいはい、ドッキリね」

 スッキリのサブMCのオファーがあったときは、驚きながらも意外にすんなりと引き受けたという。

 「この話を聞いたときの状況が少し特殊だったんです。マネージャーさんに喫茶店の個室会議室に呼ばれました。その部屋に入ってみると四隅に観葉植物があったんです。これは観葉植物の裏にドッキリのカメラが置かれているんだなと。マネージャーさんに情報番組のサブMCのお話がきていますと言われて、『はいはい、ドッキリね』と思いました(笑)」

 オファーがにわかには信じられなかった近藤さん。しかし、すぐにOKを出した。

 「よくよく話を聞いたら、本当の話だったので、驚きました。自分の姿を想像してみたときに面白くなったんです。お笑い芸人の自分が朝の顔として、『おはようございます』と出ている絵がコントみたいに思えてきて……。軽い気持ちで申し訳ないですが、『ぜひやってみたいです』と言いました」

「ドッキリかと思ったら、本当の話でした(笑)」
「ドッキリかと思ったら、本当の話でした(笑)」

今まで感じたことのないプレッシャー

 バラエティー番組では軽快なツッコミや強気な切り返しを見せている近藤さんだが、報道も扱う情報番組ではこれまでにない重圧を感じたそう。

 「バラエティー番組では、自分に意見を求められたとき、自分が本当にそう思ってなくても、ウケるほうを選んでいたんです。でも、『スッキリ!!』では事件や事故、災害などを取り上げて、自分の意見を自分の言葉で発信しなくてはいけません。軽い気持ちで飛び込みましたが、これは大変なものをやらせていただいているなとすぐに感じました。今までに感じたことのないプレッシャーでした」