- (1)近藤春菜「テレビが見られない」34歳の超ネガティブ期
- (2)近藤春菜 批判が怖かったときに言われた「波風を立てろ」 ←今回はココ
- (3)漫画家Jam 友達との別れ、自分を責めなくていい
- (4)トイアンナ 夫の海外赴任同行も離婚 絶望からの転機
- (5)金井芽衣 「女なのに起業」の偏見 はね返した転機
20歳のときにNSC(吉本総合芸能学院)に入学、お笑いコンビ「ハリセンボン」を結成し、現在もバラエティー番組などで活躍し続けている近藤春菜さん。33歳で朝の情報番組「スッキリ!!」(現在・スッキリ)のサブMCに抜てきされ、5年間「朝の顔」として親しまれてきた。そんな近藤さんだが、30代でプレッシャーに押し潰されそうになったことや「超ネガティブ期」もあったそう。近藤さん流の壁の乗り越え方を教えてもらった。
20代は無我夢中だった
相方の箕輪はるかさんと2003年にハリセンボンを結成し、翌年にデビュー。芸歴2年目でTBSの芸人オーディション番組「ゲンセキ」で、コント番組「10カラット」のメンバーに抜てきされた。その後、次々にバラエティー番組の仕事が舞い込み、人気お笑い芸人の道を駆け上がった。
「『芸人』という特殊な仕事は、ウケるかウケないかのどちらかしかない世界です。毎日がオーディションのような感覚でした。目の前のことを一生懸命やるしかなかった。余裕もなく、先のことなんて考えられませんでした。無我夢中で駆け抜けた20代でしたね」
30代になると、少しずつ周りが見えるようになったそう。
「30歳を過ぎると、20代のときよりも後輩もでき、初めてのことも少なくはなって、気持ちに余裕が少し出てきました。 30~40代の女性の先輩方にお話を聞くと、『30代楽しいよ』と教えてもらっていて。確かにそれは実感としてありました。『30代楽しいな』と思っていたところに『スッキリ!!』のサブMCにならないかというお話をいただいたんです」
華々しい転身かと思いきや、春菜さんはこれまでにない重圧を感じることになったそう。また、その後、プレッシャーによる「超ネガティブ期」を過ごすことにもなったとか。そんな次々と立ちはだかる「30代の壁」をどう乗り越えたのか教えてもらいました。