勢いで突っ走れた20代をすぎ、30代は責任や役割が増え、突然キャリアの壁がそびえ立つ――。そんな誰しもが経験する30代の壁を乗り越えるにはどうすればいいのか。さまざまなロールモデルを提示し、解決策を探ります。

20歳のときにNSC(吉本総合芸能学院)に入学、お笑いコンビ「ハリセンボン」を結成し、現在もバラエティー番組などで活躍し続けている近藤春菜さん。33歳で朝の情報番組「スッキリ!!」(現・スッキリ)のサブMCに抜擢され、5年間「朝の顔」として親しまれてきた。そんな近藤さんだが、30代でプレッシャーに押し潰されそうになったことや「超ネガティブ期」もあったそう。近藤さん流の壁の乗り越え方を教えてもらった。

前編 近藤春菜 批判が怖かったときに言われた「波風を立てろ」
後編 近藤春菜 34歳の超ネガティブ期 ←今回はここ

 前編では、情報番組のサブMCとして、少しずつ自分なりのコメントを言えるようになったと話してくれた近藤さん。着実に仕事をこなす日々だったが、春菜さんの30代の壁は突然訪れた。それは34歳の時だった。

仕事は徐々に自分なりのやり方を見つけてきたが、あるとき突然、壁が立ちはだかった
仕事は徐々に自分なりのやり方を見つけてきたが、あるとき突然、壁が立ちはだかった